12月度条幅随意 聾聲指歸(ろうこしいき)臨書

12月度の条幅は聾聲指歸を三行に書いた。これまでは二行14文字書いていたが前回より三行27文字
書くようにした。条幅を三行に書くのは月例の競書にもすくないし、いやほとんどない。他の作品との
差別化がひとつの目的である。もうひとつは法帖をもう少し早く進めたいからです。聾聲指歸を全臨するには
どのくらいかかるかも予想がつかないからだ。

聾聲指歸は空海が二十四歳のころ出家を反対する親族に対する出家宣言の書といわれるもので、空海の自筆と
されるものが現在高野山金剛峯寺に伝えられて国宝に指定されています。仏教の教えが儒教・道教・仏教の
三教のなかで最善であることが示されている。

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