4月号の手本

今月の規定は草書です。
千字文より「外受傅訓」
外受傅訓     入奉母儀  
がいじゅふくん  じゅうほうぼぎ
(男子は)外に出て先生のおしえをうける。(女子は)内にあって母のおしえをうける。
男子は十歳くらいになると外の先生(傅)に師事する。「受」も「奉」も同じ意味。ありがたく受ける(奉受)こと。
 女子は外に出ず、家の内にあって母の儀(おしえ)をうける。「訓」も「儀」も同じ「おしえ」の意味。母から女としての教育、しつけ、たしなみを教わるということである。
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草書はつながり、連綿がより重要視されます。一字一字のなかの連続性はもちろん、字から字へのつづきが大事です。墨をたっぷり含ませ、墨継ぎをせず4文字一気に書くようにしたい。また実際、紙には記されないが気持ちのなかでまたは空中でつながっているように書くとよい作品ができるでしょう。

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