王羲之

特別展「書聖 王羲之」を見るために上野の国立博物館に行って来た。期間:1/22~3/3
観覧料一般1,500円
王羲之の肉筆(真筆)はひとつも現存しない。戦乱で失われたものと思われるが、なかでも蘭亭序は唐の第2代皇帝・太宗(たいそう)が亡くなったとき一緒に副葬したためである。
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世界中で十指に満たない精巧な双鉤塡墨(そうこうてんぼく:原本の上に紙を置き、初めに文字の輪郭を正確に写し、次にその中に墨を入れる)の中から次の5点が展示されるのだからすごい。
1.「喪乱帖」(そうらんじょう) 1/22~2/11展示
2.国宝「孔侍中帖」(こうじちゅうじょう)2/19~3/3展示
3.「妹至帖」(まいしじょう)2/13~3/3展示
4.「行穣帖」(こうじょうじょう)期間中展示
5.新発見の「大報帖」(たいほうじょう)期間中展示
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【釈 文】
(便)大報期転呈也。知/不快。当由情感如佳。吾/日弊。為爾解日耳。
【大 意】
大(王劭:羲之の祖父の兄の子、王導の息子)の知らせは、期(王延期:羲之の息子のひとり)が連絡してきました。ご不快であられることを知りました。心の赴くまま、情感に従うのがよろしいかと存じます。私は日々疲れています。あなたのために、毎日を過ごしているだけです。

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