音羽御殿とその周辺

ふじみ野駅より有楽町線一本で江戸川橋まで行き、音羽通りを少し登って右の急峻な路地をひと登りするとうっそうとした林の中に突然洋館があらわれる。鳩山一郎が建てたといわれる音羽御殿だ。
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鳩山会館を後にし音羽通りをまた少し戻り目白通りを右手に登って行く。この辺は神田川から小高い山が連なっているのかどこに行くにも登り坂が多い。途中左手に明治の元勲山形有朋が建てたという椿山荘がある。そしてその隣が講談社野間記念館(改装中で休館)がある。その先を左に曲がると武蔵野の面影を残した目白台の一角に永青文庫美術館がある。日本で初めて開かれた「春画展」をみにきた。
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先ず、人の多さに驚いた。60歳代、70歳代が多い。女性はそれよりも若い人も多かった。美術館は室町時代から続く細川家の広大な屋敷の家政所(事務所)だったところでこじんまりとした美術館だった。
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日本で春画展を開催しようとしてもどこも場所を提供するところがなく永青文庫美術館での開催になったらしいが、部屋も少し狭いなか、来場者が多いため会場は熱気でムンムンしていた。なかなか前に進まず外に出てきたら2時間以上かかっていた。江戸時代の菱川師宣、鈴木春信、喜多川歌麿、葛飾北斎など浮世絵絵師たちが世に送り出した作品が130点以上展示されて、本格的な春画(大胆な男女の交合図)を見ていづれも胸騒ぐ息を呑む作品ばかりであった。
永青文庫美術館  春画展
http://www.eiseibunko.com/shunga/

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